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キャラバンでオーストラリア一周
ブログ紹介
2006年6月から2007年6月まで、1年間かけてオーストラリア大陸を一周した。当時、『オートキャンパー』や『グリーンパワー』、『あらかわ通信』に旅の様子を連載したり、現在進行形でブログも書いていた。帰国後、一つに整理してまとめたいと思いつつ、いつの間にか10年近くがたってしまったが、あらためてここで記録に残していきたいと思う。当然、現在と当時の状況は違う。当時は1オーストラリアドル(AUD)は85円〜95円。現在と大きな違いはないが、今、オーストラリアの物価は日本とは比較にならないくらい高騰している。
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222 OVERSIZE

2016/08/25 10:02
 5月18日、バークリーロードハウスを出発して今度はひたすら東へ。ノーザンテリトリーの12時45分、クィーンズランド時間の13時15分に州境を越える。ノーザンテリトリーはもっと見たいところがいろいろあったのだが、9日間の駆け足で走り抜けてしまった。

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 このあたりの主要道路沿いの休憩所には、たいて大きな水タンクがある。水が自由に使えるようになっているのだが、この蛇口の下にプラスティックの入れ物が置いてあって、溜まった水にキンカチョウがたくさん群れていた。鳥たちにとっても貴重な水場だ。

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 大都市から何百kmも離れた人口数百人の小さな集落や、荒野にポツンと立つロードハウスだと、大手メーカの食パンを冷凍して売っていることが多い。これを戻してもべちゃっとしてまずいし、われわれは食べきるのに4日はかかるので、この暑さではカビが生えてしまいそうだ。たまに地元で焼いた食パンを売っていることがあって、この方がずっとおいしい。しかしカモウェルという州境の小さな町で買ったパンは4.5ドルだった。普段買っているパンの2〜3倍だ。

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 幹線道路を走っていると、時々"OVERSIZE"と書いた黄色い看板を掲げた車とすれ違う。その100mほど後ろからは、車線からはみ出すような、プレハブ住宅とか巨大なボートを積んだトレーラーがやって来るのだ。今日の午後会った"OVERSIZE"は、露払いの車の運転手がすれ違うときに手真似で端に寄れという動作をした。写真をとろうと路肩にキャラバンを停めて待っていたら、向こうから来たのは、車線をはみ出すなんてなま易しい物ではなく、ほとんど両車線を使う大きなもの(なんだかわからなかった)を積んだトレーラーが、パトカーに先導されてやってきた。後ろからも、もう一台"OVERSIZE"の看板を乗せた車がついてくる。写真を撮ろうと思って既に路肩に停車していたからいいが、いつものつもりでちょっと道路の左側に寄るくらいで走行していたら、焦っただろう。あれでロードトレインと鉢合わせしたら、どうするのだろう。

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221 T字路

2016/08/22 19:26
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5月16日は、スチュアートハイウェーをひたすら南下。170kmほどのところで国道1号線は東に向かうが、カーペンタリア湾に近づいた後はノーマントンまでのおよそ700kmがダートだ。この間は、国道1号線と名前は付いているが、少なくとも現在は幹線道路ではない。われわれはこのままスチュアートハイウェイを南下し、現在の幹線道路をたどって東海岸へ出る予定。

 この日はエリオット泊。携帯の電波のある町やロードハウスは限られているので、事前に電波のあるところを調べておいて、予約はなしで、時間の具合を見ながらその日の宿泊場所を決めている。
 5月17日もひたすら南へ。

 ちょうどお昼頃、230kmほど南下したところで、オーストラリアを南北に貫くスチュワートハイウェイと、東海岸に繋がるバークリーハイウェイが接する三叉路Three Waysに到着。スチュアートハイウェイは、内陸を南北に縦断する唯一の舗装道路だし、バークリーハイウェイは、南部を除くと、東海岸に出る唯一の舗装道路だ。ちなみに、内陸部を西海岸に出る舗装道路はない。もうちょっとドラマチックなところを想像していたのだが、信号もないただのT字路だった。交通量はたいしてないのに、左折レーンはちゃんとあった。すぐ手前にロードハウスが1軒あって、ガソリンを入れているとツチスドリが車の点検に来た。車のフロント部分には、虫がたくさん張り付いてるので、なかなか効率のいい餌場なのだろう。

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駐車場には、ドライブ時の注意事項を書いた看板があった。休憩を取れ、シートベルトをしろ、家畜に注意、そしてロードトレインを追い越すときの注意事項があって、1km以上先が見通せるところで追い越せと書いてある。

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 このまま南へ進めば1000km先に有名なウルル(エアーズロック)がある。ちょっと頑張れば行けるのだが、結局やめた。日本を出発する前から、チョコロが車の窓からウルルの巨大な一枚岩を見ている、そんな姿を写真に撮りたいと思っていた。それがかなわなくなった今、無理して行っても悲しいだけになりそうな気がした。

 東に曲がって今日はバークリーホームステッドというロードハウス裏のキャラバンパークに泊まる。表側から見ているとただの寂れたロードハウスなのだが、裏のキャラバンパークは広大でお客さんもたくさんいた。あと250km走ればクィーンズランド州だ。
ほとんどの人が出発してしまったバークリーホームステッドのキャラバンパーク
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水をくみ上げる風車
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220 温泉

2016/08/20 22:15
 ビタースプリングスは、自然のままの川で川岸に草が生えているし、非常に深くて足が立たないので、2か所ある川に入るステップの周辺でしかリラックスしてゆっくり入っていることができない。たどり着いたのが18時近かったこともあって幸い片方のステップは誰もいなかったので占領して、小コウモリが川の上を飛び交う時間までのんびり過ごす。温泉は34℃で、生ぬるく感じる程度。こんな温かい水にもちゃんと魚が泳いでいた。ステップにつかまって、水草のようにゆらゆらするだけで、温泉に入った気分は味わえない。
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 近くにマタランカ温泉という観光名所もあるので、水着を着て行ったのだが、有名なだけあって共同温泉のように狭いところにかなりたくさんの人が浸かっていたので、入らずに帰ってきた。マタランカ温泉周辺のヤシの木には、雨季にはオーストラリアオオコウモリが20万頭にもなるコロニーをつくるのだが、今は餌となる花がないのと、国立公園がスプリンクラーをあちこちに設置して追い出しをやっためか、一頭も見あたらなかった。オーストラリアオオコウモリは、主にユーカリの花を求めて大陸中を放浪するので、タイミングが合わないと、大集団にはなかなか遭遇しない。かわりに売店でオオコウモリのぬいぐるみを10ドル95セントで買う。
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 5月16日、ビタースプリングから150kmほど走ったところで、後ろでバンという音がしてガタガタ振動が伝わってきた。キャラバンのもう一個のタイヤがパンクしたのだ。振り返ると、また、100mほど後方の道のど真ん中に、タイヤの外周のゴムがちぎれてポツンと落ちている。そこから細かいゴムの破片が点々と散らばっている。
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 今度は進行方向向かって右側、道路中央寄りのタイヤなので、路肩に完全に入れる場所で幸いだった。6日前に買ったばかりのスペアタイヤに交換する。今回は助っ人は誰も現れなかった。

 ほんの2kmほど先にHi Way Inn Daly Watersというロードハウスがあり、幸いここにも併設した車の修理工場があった。前回パンクしてからわずか6日後のパンクなので、スぺアタイヤ無しで走行するのは恐ろしい。まあキャラバンの場合は、いざとなったら切り離してロデオだけでタイヤを買いに行くという手があるので、命に関わることはないが。今回は中古のタイヤ40ドルとリムの取り付け代20ドルで計60ドルであった。前回の45ドルの中古タイヤの方が品物はよかったので、一応新しいタイヤはいくらするのか聞いてみたのだが、一個120ドルということで、あきらめた。
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 日程も残り少なくなってきたので、これが最後のパンクになるだろうか。次回があるとしても、せめてもう少し涼しいところで止まりたいものだ。

カササギガン
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219 カタカタ洞窟

2016/08/17 10:36
 「カタカタ」というのはアボリジニの言葉でたくさんの星という意味だそうだ。これは、洞窟にたくさんある方解石の結晶がきらきら光る様子を表している。ただしアボリジニの人たちはこの洞窟をほとんど使った様子がないらしい。乾季の9ヶ月の間は鍾乳石、石筍、石柱の成長が止まり、また雨季にはしばしば洪水に見舞われるので、床にたまった結晶が流されて石筍ができにくいところもあるそうだ。

 この洞窟の入り口付近では、オーストラリアオオアラコウモリが、雨季に子育てをしている。オオコウモリの仲間を除くと世界最大のコウモリで、昆虫だけではなく、爬虫類や小型の哺乳類、他のコウモリなども食べる肉食のコウモリだ。ぜひ見たいのだが、レンジャーの説明では、先週子育てが終了して入り口付近からは去ってしまい、今はずっと奥の方にいるとのことだ。ツアーは洞窟を三分の一ほど入ったところで引き返すので、がっかりしていたら、ちょうど入り口の子育てサイトに若い集団が5頭戻ってきていた。それも洞窟の天井の割と低い部分にぶら下がっていたので、大きな耳や目がはっきり見える。6日ぶりの出現で、今朝のもっと早い時間のツアーでも見られなかったそうなので、幸運だった。
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 コウモリを攪乱しないよう、30秒ほどしか懐中電灯を照らさないので、駐車場でお昼ご飯を食べながら時間をつぶして、次のツアーにもう一度参加した。今回は、いちばん先まで行ったときに、オレンジカグラコウモリが飛ぶのが見られた。このオレンジ色のコウモリもじっくり見たかったのだが、静止してはくれなかった。オーストラリアオオアラコウモリは再び入り口近くで見ることができた。

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 この日はキャサリンから100kmほどのところのエルゼイ国立公園にあるビタースプリングス温泉に泊まる。このあたりも温水の出る渓流がところどころにある。

道路脇にはガウディの建築のような尖ったシロアリ塚が密集しているところがところどころある。
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218 キャラバンのお客さん

2016/08/14 23:36
 ニトミルク国立公園のキャラバンパーク滞在中は、暑いので風が抜けるように、アネックスには壁をいれなかった。入りやすいせいか、アネックスの中までスナイロワラビーがやってきた。こいつは斜め後ろのキャンパーバンの開いている扉から中に入ろうとしたり、さらに先のキャラバンに行ってレタスをもらったりしていた。我が家のアネックスには、このほかにオオニワシドリもやってくる。留守にしていた間にアネックスの机の上に糞を2つ置いていったのはこいつに違いない。

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 キャラバンパークのの近くの木には、オーストラリアズクヨタカも止まっていた。このあたりには普通のワライカワセミは生息していなくて、アオバネワライカワセミという翼と腰に青い部分のある奴がたくさんいる。夕方大きな声で騒ぐことや、看板などよく目立つところに止まるといった性格は、ワライカワセミによく似ている。

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 買い出しには30kmくらい離れたキャサリンの町にでる。ここも物価が高い。レタスが一玉3.47ドルだ。町にはキャサリンホットスプリングスというのがあって、平均水温は32℃、昼間の気温はもっと上がることもあるので、水浴びしても冷たくはないという程度で温泉の雰囲気にはほど遠いが、子どもたちがたくさん来ていた。周辺は公園として整備されている。近くにはクロオオコウモリのコロニーがあって、町のショーグランドでは、鉄条網に引っかかったクロオオコウモリが干からびていた。

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 5月15日、キャサリン渓谷を出発。国立公園の駐車場には、レンタルのキャンピングカーが数台停まっていた。さすが観光客の多い国立公園だ。

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 スチュアートハイウェイを南下。このあたりはまだ国道1号線だ。いつの間にかバオバブを見なくなった。キャサリンから30kmほど走ってカタカタ洞窟に寄る。この洞窟は一日に6回あるレンジャーによるツアーに参加しないと入れない。10:00の回が出発した直後で、11:00の回まで待たなければならない。結果的にこれがラッキーだった。参加費は一人14ドル。

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217 キャサリン渓谷

2016/08/11 23:08
 キャサリン渓谷はお金がたくさんある人はヘリコプターや飛行機で、それほどない人はクルーズで、まったく使いたくない人はハイキングで楽しめる。われわれは2時間ほどの短いクルーズに参加した。

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 15時にビジターセンター近くの船着き場を出発。解説はアボリジニのダンさん。このほかに船を操縦するスタッフや他にも2人スタッフがいる。渓谷は13の部分に分かれていて、参加したクルーズは第2渓谷までを2時間ほどかけて往復する。

 出発してすぐに、岸辺に上陸しているオーストラリアワニが見られた。このあともさらに3頭のオーストラリアワニが姿を現し、砂浜に上陸した足跡も見ることができた。このあたりには、人間を襲うこともあるイリエワニは通常生息していないが、雨季で水位が上がった後は入ってきている可能性があるとのことで、イリエワニ用の罠が設置してあった。あと2週間ほどの間見つからなければ、遊泳もできるようになり、カヌーのレンタルも始まるそうだ。

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 クルーズは第2渓谷に入るときに船を乗り替える。この先は、両側が高い岩壁に挟まれていて谷間が深い。途中、地元のジャワン(Jawoyn)族の壁画を見たり、かれらの暮らしや習慣についての話、パンダヌスのカゴの紹介、植物や動物の説明などがあった。2時間ほどで一人45ドル。

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 川沿いのハイキングもしたが、動き回ると暑い。全体に渓谷は小型飛行機やヘリコプター、遊覧船、送迎ボートがしょっちゅう行き交い、騒がしい。

 ビジターセンター近くの遊歩道を歩くと、小鳥類が観察できる。夜は、1m以上はあるミナミオオガシラというヘビが歩道脇の木に登っていくところを見る。このヘビは、グアム島に軍事貨物に紛れて移入されて、グアムの鳥にかなりの被害を与えている。夜のピクニック広場にはオオヒキガエルがたくさんいた。

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ハゴロモインコ
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216 ビクトリア川

2016/08/10 23:49
 次の町はごく小さな集落なのだが、自動車修理の店があった。中古なら合うタイヤがあるというので、それをスペアタイヤにすることにする。裂けたタイヤをはずして、その中古のタイヤを付けてくれる。大きな街だと予約しての作業になりそうだが、手っ取り早く10分ほどで作業終了。45ドルと、物価の高い辺境の地にしては信じられないくらい安い。ガソリンを40リッター弱入れて、65ドル以上したのにそれよりも安い。

 この日、初めて制限速度130キロの看板を見た。ノーザンテリトリーでは、昨年まで街中を除いて速度制限なしだったらしいのだが、今はこの制限速度が最高だ。もちろん、キャラバンを牽いて130kmを出す気にはならない。

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 その夜はビクトリア川のほとりにあるビクトリアリバーロードハウスに泊まった。広い草地が広がっているだけで、区画は全く指定されてない。所々に電源と水栓の柱は立っているが、好きな方向にキャラバンを止めることができる。キャラバンサイトには15組くらいいただろうか。キャラバンパークからビクトリア川に歩いていくことができ、周囲はグレゴリー国立公園だ。翌朝国立公園を少し歩いて、ロードハウスの裏山に登ると、蛇行するビクトリア川とうちのキャラバンがまだ置いてあるロードハウスがよく見える。散歩している間に他のキャラバンは全員でていってしまい、わが家のキャラバンだけがぽつんと残った。ここは中継地点として泊まる場所として使う人がほとんどのようだが、このあたりは探鳥地でもあり、日程に余裕があればもう少しゆっくり泊まりたかった。

裏山からのビクトリアリバーロードハウス遠景
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グレゴリー国立公園
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ビクトリアリバーと国道を走るロードトレイン
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 5月11日は、キャサリンの町を通り過ぎて、キャサリン渓谷にあるニトミルク国立公園(Nitmiluk National Park)まで行く。有名なカカドゥー国立公園の南に接している。宿泊は、公園内にあるキャラバンパークで、ここに4泊する。国立公園内のキャンプ場で電源があるのは画期的だ。水道栓もシャワーも水洗トイレもコインランドリーもある。そして値段も1泊24ドルだからまったく普通のキャラバンパークと同じだ。料金はビジターセンターで払って、車のフロントにステッカーを見えるように貼っておくのだが、ちゃんと毎朝そのステッカーをチェックに来る。サイトは3/4くらい埋まっている。

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 今日の夕飯は、キャサリンのスーパーで買ったコーンビーフ。水から茹でて、マスタードで食べる。この後何食かコーンビーフ料理が続くことになった。

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215 キャラバンのパンク

2016/08/08 00:07
 5月10日、移動なので、早起きしてキャラバンパークを出発。州境を越え、まだ暗いうちにノーザンテリトリーのキープリバー国立公園へ行く。国道からダートをしばらく走ったところにある案内所にキャラバンを置かしてもらい、キャンプ場までいくが、結局最後までロックワラビーには出会えなかった。

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 このあたりにはおもしろがって火をつける人がいるということで、2日前に公園の入り口から来る途中の草むらが燃えていたこともある。犯人はカナナラに住んでいる男性で誰だかわかっているし訴えたこともあるけど、止めることはできなかったという。昨年は燃え広がってキャンプ場に来た人を避難させなければならないような事態になったということで、この日から2日間かけて国立公園の境界部分を防火線として焼いてしまうとのことで、いつものレンジャーさんともう一人来ていた職員が、見回りのためにヘリコプターででかけていった。

 キャラバンを回収して国道に戻り、しばらく東に走っていると、キャラバンのタイヤがパンクした。原因はよくわからない。それほどすり減っているタイヤではない。朝3時前にキャラバンパークを出てカナナラの街の中を走っていた時ガラス瓶を踏んづけたのでそのせいか、あるいはロードトレインが後ろから迫ってきたので100km近いスピードで路肩に寄ったため何かを踏んづけたか。ロードトレインの運転手がパンクしているのを教えてくれようとしたみたいなので、少し前からパンクしていたのかもしれない。以前QLD州で車の後輪がパンクしたときと比べると、キャラバンのタイヤのパンクは震動が少ない。きれいに輪っか状に裂けたタイヤのゴムがコロコロと転がっていくのがバックミラーに写ったので、最初追い抜いたロードトレインがパンクしたのかと思ったくらいだ。

輪状に欠けて外れたタイヤの一部が遙か彼方にあった
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回収する
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 暑い中、スペアタイヤと交換していると、対向車線に無線を搭載した3台連れの四駆が停まった。それぞれの車にいたカップルの男性陣3人が手伝ってくれた。手慣れた感じで、スペアタイヤの空気圧までチェックしてくれた。こういう時のオーストラリア人は、ほんとうにうれしそうに手伝ってくれる。作業は7割方終わっていたので、ちょっと物足りなそうだった。

パンクしたタイヤ
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214 キープリバー国立公園のキャンプ場

2016/07/27 10:52
 キープリバー国立公園でコミミイワワラビーが見たくて、早起きしてまだ暗いうちにキャンプ場近くの岩山に行くと、ショウキバトやモンツキイワバトがいた。保護色のショウキバトは、我々に見つかっていないと信じているのか、すぐそばを通っても動かない。モンツキイワバトの方はちょっとでも近づくと逃げてしまう。逃げるときに翼に白いフラッシュ模様がでる。イワワラビーは残念ながら姿を見ることはできなかった。
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 このキャンプ場はトイレだけのシンプルな設備で大人一人3.3ドルだ。近くの岩山からの眺めはよく、夕陽で赤く染まる風景はすばらしい。テント持参やアウトバック用のキャラバンの人がぽつんぽつんと来ている。ブッシュキャンプのツアーが来ていたが、時間があったら泊まりたいところだが、ダートを17km以上走らなければならない。われわれのキャラバンでも無理すれば何とかなりそうな道ではあるが、ネジが緩んだりとか、何か不都合が起きそうだ。
 公園は、雨季の後の道路の補修がまだ終わってなくて、奥の方は通行禁止になっていた。

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トイレの脇にはオオヒキガエル捕獲期が設置されていた。
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 キャンプ場への途中、道の上を川が流れるところが二か所あり、その一つに1m以上はあるMerten's Water Monitorというオオトカゲがたたずんでいた。車ですぐ近くを通っても逃げる気配はなかった。国立公園の入り口からの道で、カンガルーの仲間のユーロらしき姿にも出会った。

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 公園から帰る時に州境を越えると、そのたびに車は検疫を受ける。人によって厳しさは違うようだが、昼食を入れていたクーラーボックスや車の荷台がチェックされる。まだ捨てがたくてとってあったチョコロの敷物を、疑わしそうに振っていた人もいた。お弁当はもちろん平らげて帰らないと没収される。

 宿のあるカナナラから車で一時間ほどの所には、ラムサール条約に登録された水鳥の生息地パリーラグーン自然保護区(Parry Lagoon Conservation Reserve)がある。草原にはバオバブが点々と生え、睡蓮の生えた湿地には、アオマメガン、オオリュウキュウガモ、シロガシラツクシガモなどがたくさんいた。日没を見て帰る途中、ヒゲナシヨタカが道に降りたり道の上を飛び回っていた。

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 町の目の前のリリークリークラグーンでも水辺の鳥が見られる。

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213 オオヒキガエル

2016/07/26 12:00
 カナナラのキャラバンパーク自体も森の中にあって鳥影が濃いが、すぐ裏にはミリマ国立公園がある。入り口にある自動販売機で入場料を払う。車一台9ドルなのだが、おつりがでないので、ぴったり持っていないと払えない。昨日泊まったターキークリークの近くにあるパーヌルル国立公園には世界遺産に登録されたバングルバングルというオレンジと黒の横縞の入った堆積岩の岩山が連なっているのだが、ここもそれと同じ地形で、ミニバングルバングルとも言われている。本物が主要道路をはずれてダートを50km以上も走らないとたどり着けないのに対して、こちらは町のすぐ裏だ。町から直接上がってくる歩道もあって、展望台まで走ってくる人がいた。斜面のあちこちにバオバブの木が見られる。岩山の中段にはモンツキイワバトが止まっていて、ときどきすごい羽音をたてて飛んでいく。夕日が山肌にあたって美しい。

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 キャラバンはカナナラに置いたまま、州境を越えてノーザンテリトリーのキープリバー国立公園に日帰りで何度か行くことにした。

 途中、山火事防止を促す看板があった。なかなかひねった表現だったので、最初見たときは意味がわからず、2度目に車を止めてしっかり読んでみた。「We like our Lizards Frilled NOT grilled」(フリルのついたトカゲは好きだけど、グリルしたトカゲはいやだ)エリマキトカゲFrilled Lizardにはぜひ会いたい。

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 キープリバー国立公園のビジターセンターとキャンプ場には、外来種のオオヒキガエル捕獲用罠があった。1930年代、クイーンズランド(QLD)州にサトウキビの害虫駆除のために移入されたこのヒキガエルは、役に立たなかったばかりか、在来のカエルと競合したり、毒によって捕食した爬虫類などが死んでしまったり、問題を引き起こしながら西と南へ分布を広げている。この公園は在来のカエルが29種も生息することで有名なのに、オオヒキガエルはもう100km先まで迫ってきているという。州境の検疫所でも、荷物と一緒にWA州にオオヒキガエルを持ち込まないようにと、パンフレットを置いていたり看板を立てたりして注意を促していた。

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212 州境の町カナナラ

2016/07/25 10:15
 5月6日も一日シロアリ塚の立ち並ぶサバンナを走る。時々バオバブがまとまって生えているところがある。

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 もう乾季に入っているのに、道路の上を川が流れているところがある。小さな川を横切るところは、特に橋があるわけではなく、舗装道路が単純に川のところだけ低くなっている。乾季には水がなくなるはずだが、水が流れていれば突っ切るしかない。キャラバンを牽引して走ったら、キャラバンと車を繋いでいる電気コードの接点が濡れてしまって、キャラバンのライトがつかなくなってしまった。幸い接点を拭いたら、復活した。

 今日は一日中走って、450km先のターキークリークのロードハウスへ。バングルバングル国立公園への入り口なので、混んでいてタッチの差で正規のサイトに入れず、われわれともう一組あとから来た人は、ユニットの建物の裏にキャラバンを停める羽目になった。電源もあるしシャワーも使えるのだが、正規のサイトと同じ22ドルは、損した気分だ。シャワーは2つのシャワーコーナーがカーテンだけで仕切られていて、使いにくかった。 翌日ここから1時間半ほど走ったところのDoon Doon Roadhouseを通ったときにキャラバンパークを拡張しているのを見たが、このあたりはもう少し宿があってもいいようだ。

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 翌5月7日、お昼前にWA州東端の町カナナラに到着。キャラバンパークの前の道は、バオバブが植えられている。受付は10時から14時の間はお昼休みなのだが、あけてくれた。ずっと走り抜けているだけでは面白くないので、カナナラで3泊することにする。

 あと40kmでノーザンテリトリーとの州境。西オーストラリアの東の端まで来たので、西部時間で生活していると、夜が明けるのも日が沈むのも早い。どこかでオオコウモリの声がする。

 カナナラはこのあたりではかなり大きな町で、大手のスーパーマーケットは一通り揃っているのだが、内陸よりの僻地のせいか、あるいは干魃が影響しているのか、物価、特に野菜が異常に高い。キャベツ一個が5.95ドル、日本円で600円以上する。半分に切ったキャベツでも3.95ドルだ。オーストラリア旅行も残り一ヶ月だし、野菜はジャガイモとタマネギが中心で我慢してきたが、今日は若干安かったブロッコリーと比較的価格が安定しているマッシュルームを付け合わせに加えて、豚バラの塊でゆで豚。ちょっと贅沢な一皿。

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211 ブルームからフィッツロイクロッシングへ

2016/07/24 12:42
 ブルームの南側の湾沿いに25km離れたところに、鳥類観測所(Broome Bird Observatory)がある。着いたときは満潮で、海に面した観察台からは、アジサシ類とワシタカ類が見えるだけだった。

 観測所の職員マイリーさんに車に乗せてもらって、海岸を何カ所か案内してもらったが、シギチドリはピークが3週間前だったのと、潮の具合が悪かったせいか、あまり見られなかった。今頃は、ちょうど日本にいるのだろう。ベンガルアジサシとオオアジサシの見分け方を教わる。他にも何種かアジサシが飛ぶ。潮が引くと観測所前では、シギ類が一面に採餌を始めたが、大潮のせいか干潟が広大すぎて、鳥までの距離が遠い。周辺の林でも、ミツスイやインコなどいろいろな鳥が見られる。

オオアジサシ
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 5月5日、キャラバンパークをチェックアウト。ブルームのわれわれが泊まったキャラバンパークとは反対側のビーチ、ケーブルビーチへ寄っていく。朝から泳いだりサーフィンする人がすでにいて、レンタル水上バイクなどがそろそろ店開きをしていた。昼間は賑やかになりそうだ。上空をチャイロハヤブサが飛んでいく。

 ブルームを出て東へ393km、ノーザンハイウェイは海から離れ、内陸へと入っていく。途中は草原にシロアリ塚が並び、バオバブの木がぽつんぽつんとある。昼食をとるために入ったボアブレストエリアには巨大なバオバブの木が一本たっていて、いい日陰を提供していた。幹には、人が何人も入れる大きな空洞があった。途中で通過したダービーの町の近くには、昔囚人を入れたという、プリズンボアブ(Prison Boab)というバオバブがあるらしいがこんなものだろうか。道ばたにはヒッチハイカーが結構いる。

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 この日は、フィッツロイ川のほとりのフィッツロイクロッシング泊。周囲の荒野からは想像もつかないリゾート風のキャラバンパークがあった。空調完備のオンサイトテントまである。テニスコートがあるけど、5月でも気温が35℃になるこの熱帯気候で、誰が使うのだろう。シャワートイレ棟が、小山のように盛り土をした一段高いところにあるのは、雨季には敷地全体が水没することがあるためなのかもしれない。敷地内は、木陰が多くユーカリの花にミツスイの仲間が4、5種類、次々あらわれる。朝は鳥の大合唱だ。

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210 月への階段

2016/07/22 22:55
 5月3日から、インド洋岸のブルームに滞在する。このあたりからは暑いだけでなく湿度が高くなる。昼間走っているときのキャラバンの中は、38℃、夜になっても30℃のままだ。蚊の数が半端じゃなく多く、体中刺されてでこぼこになった。天井の電気のまわりには、網戸の網の目を抜けた小さな虫が集まってくる。テープを使って蝿取り紙を作り、天井のライトの下にぶら下げたら、すぐ満員御礼になった。キャラバンパークの中からオオコウモリの声が聞こえる。
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 ブルーム周辺のビーチは、干潮時に干潟が広がり、満月のあとの何日か、月が昇るときに月の光が遠浅の海と干潟に反射して、金色に輝く階段が海から月へとのびているように見え、「月への階段」と呼ばれている。一週間前くらいにインターネットで調べて気がついたのだが、5月2日が満月だったので、4日、5日、6日くらいが綺麗に見えるようだ。実はブルームでなくても、昨日昼食とガソリンを入れるために立ち寄ったポートヘッドランドもそうだが、このあたりのあちこちのビーチで見られるらしいが、ブルームがいちばん有名で観光名所になっている。
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 町のビーチは、この「月への階段」が現れるときは観光客で賑やかになるようだが、タウンビーチに面したキャラバンパークに泊まったので、キャラバンパーク内から静かに見物できた。綺麗に階段が見えるのは、月の頭が水平線に見えてから5分後からの10分間程度だ。
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 広いキャラバンパークで海沿いのサイトはすべて埋まっているが、他はけっこう空きがある。全体に木が多く、サイトの真上の木では、オーストラリアマルハシのつがいが巣を制作中だった。声に表情があって、さまざまな声を出す。ニャウーと猫のように聞こえるときもある。
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209 火事になったガソリンスタンド

2016/07/20 21:14
 西オーストラリア北西部は鉄鉱石の産地。買い出しとお昼を食べに寄ったインド洋沿いのポートヘッドランドはこの鉄鉱石の積み出し港だ。町はずれには鉄鉱石を積んだ列車と塩田が見られた。ガソリンスタンドでは、ブルームに行く車を探してかたっぱしから声をかけているヒッピー風のカップルがいた。このあたりは不思議な形の岩山が多い。

ポートヘッドランドの塩の山
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 翌5月2日はパードーロードハウスに泊まる。ここには4組ほどキャンピングカーがいた。他に小さいユニットが結構あるようだ。携帯が通じないので、翌朝ブルームの宿を予約するために、公衆電話を使おうと思ったら、カードしか使用できないタイプのものだったので、売店に行ってみたがそのカードが売り切れだという。カウンターにいたのは無愛想なおじさんで、このあたりにあると思われるラビットプルーフフェンスのことも聞いたが、知らないとぶっきらぼうな返事が返ってきた。旅行者嫌いなのだろうか、あるいは東洋人が嫌いなのかもしれない。

 パードーロードハウスから、ブルーム近くのロードハウスまで404kmの間に集落はまったくない。途中ガソリンを入れられるのはサンドファイヤーロードハウス一軒だけ。ところがこのロードハウス、3週間前の火事で黒こげになっていた。ガソリンポンプも燃え、しばらくは給油できなかったそうだ。ここでガソリンを入れるつもりできた人はショックだったろう。幸いにしてガソリンスタンドとしては営業を再開していたが、無鉛ガソリンがなくて、プレミアム無鉛ガソリンを同じ値段にしてくれるという。どっちみちアウトバックではすべての値段が高いが、ここで給油しないと次のスタンドまで289kmある。

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 このあたりは道路脇に湿地が多い。オーストラリアセイタカシギやシラガカイツブリ、コシグロペリカンなど水鳥がたくさん群れていた。シラガカイツブリは子供を背負っている個体が多い。飛び交うクロハラアジサシの一羽がカエルを捕まえた。くわえたまま何度か水面につけていたのは水で洗っていたのだろうか。気に入らなかったのかそのあと捨てていってしまった。久しぶりにオオノガンも見た。道路を2羽が横切る。

クロハラアジサシ
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208 カリジニ国立公園のキャンプ場

2016/07/19 22:45
 5月1日はカリジニ国立公園デールキャンプ場に移動。100kmちょっとしか離れていないので、久しぶりに短距離の移動だ。国立公園のビジターセンターはアボリジニや動植物の展示があったが、動植物に詳しい人はいなかった。キャンプ代をビジターセンターで払って、キャンプ場入り口にいる管理人にサイトを割り当ててもらう。このデールキャンプ場は電源はもちろん水道もなし、「竪穴式トイレ」の素朴な場所だ。シャワーはビジターセンターにあって一回2ドル。

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管理人のいる場所
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 こんなところでもガスのバーベキュー台はあって、ちょっと遅めのお昼はそのガス台で焼きうどんを作る。ハエが多くてうっとうしいので、ネット付きの帽子をかぶったまま調理。

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 このキャンプ場は、キャラバンで生活している夫婦が管理していて、長期滞在しながらのアルバイトといった感じだった。国立公園内の別のキャンプ場の管理人を募集していて、一瞬心が動いたが、観光ビザでは無理だし、それにディンゴが多いせいか、他の動物の気配が少なく、つまらない。ここでも靴やらゴミやらを持っていかれないよう注意された。

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 キャンプ場の近くの渓谷は、深い谷間に川が流れ、滝があって美しい。乾燥した平原が続いていたので、ほっとする景色だ。渓谷のプールのようになった場所では泳いでいる人もいた。

 この国立公園内ではセキセイインコの大群も見ることができた。オーストラリアで野生のセキセイインコとオカメインコを見てみたいと思っていたのだが、このセキセイインコは遠くてじっくり観察できなかったのが残念。夕陽が赤土の山に反映してきれいだ。

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 カリジニ国立公園は一泊で、パースから内陸側を北上する国道95号線に出て、再び海岸線を走る1号線に戻る。カリジニ国立公園のすぐ北側には、Wittenoomという閉鎖された町がある。アスベストの鉱山だったところで、危険なためらしいが、今も住んでいる人がいるそうだ。電気の供給などもストップしているが、国立公園のキャンプ場と何ら変わりなく、その程度のことではへこたれないオーストラリア人はたくさんいると思う。

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207 オオトカゲ

2016/07/18 22:23
 4月30日、海岸線をしばらく北上。このあたりはDesignated Rest Areaといって、24時間まで滞在できる休憩所がところどころにある。一応トイレはあるのだが、竪穴式でペーパーなどはなく掃除もしてないところが多い。
 この後、また海岸線を走る国道1号線を離れて内陸に入る。走る車はずっと少なくなる。途中でツアーのバスが道ばたでタイヤ交換をしていた。

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 この日は、カリジニ国立公園の近くにあるトムプライスという鉱山の町に泊まる。途中には集落が2つしかないような場所なので、もっと閑散としたところを想像していたら、かなり混み合ったキャラバンパークだったのでびっくり。値段も久しぶりに行楽地値段だ。サイトにはアカカンガルーが遊びにきていた。

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 このあたりの道の両側は、赤土が広がり、ところどころに灌木がある他は、スピニフェックスという先の尖った硬い細い葉の草が延々と生えている。別名Porcupine Grass(ヤマアラシ草)とも呼ばれ、確かに成長すると株が丸く発達してヤマアラシのように見える。さらに成長して直径1mくらいになると、真ん中が枯れてきてドーナツ型になる。葉がよく密集していて、トカゲやネズミ類のいい隠れ家になり、ガサガサいう音がしても、この中に入られてはまったく姿が見えない。それでも、スナオオトカゲとオーストラリア最大のトカゲ、ペレンティオオトカゲが道を横切るのを見ることができた。ペレンティオオトカゲは、2mを超える大物もいるらしい。

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スナオオトカゲ
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ペレンティオオトカゲ
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 スピニフェックスの種を集めて殻を巣穴の周辺に捨てるアリがいて、巨大な噴火口状の巣を作っている。噴火口の土手を葉で補強してある巣もある。

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206 ガソリン割引券とスタンドの関係

2016/07/18 00:46
 4月29日にはシャークベイを出て再び北上。

 ウールワースやコールズなどの大手スーパーマーケットで一度に30ドルを越える買い物をすると、レシートにガソリン割引券がついてきて、提携するガソリンスタンドで渡すとリットル4セント割引になる。移動が多くてガソリン代の出費が大きいので、この割引券をねらってまとめ買いを時々しているのだが、スーパーの近くに提携するスタンドがあるとは限らない。

 たとえば、サウスオーストラリアのワイケリーでは、スーパーはウールワースの方だけ、ガソリンスタンドはコールズと提携する会社だけだった。今日通過したカーナーボンという町もスーパーはウールワースだけ。「この割引券を使えるスタンドは?」とレジのお兄さんに聞いたら、「カーナーボンにはない。一番近いのはジェラルトンだ。」と笑っていた。ジェラルトンはカーナーボンの480km南にある町だから、そこまでいくには、カーナーボンでガソリンを満タンにしても行き着けるかどうかだ。ということで、現在ウールワースのガソリン割引券ばかりが3枚たまっている。この制度、大きな街の住民やわれわれのような旅行者にはメリットが大きいが、小さな町の住民にとっては、何だかバカにされたような気になるのではなかろうか。

 カーナーボンのウールワースでは、珍しく豚の皮付きバラ肉を見つけた。rashers(薄切り)と書いてあるが、普通のスーパーではこの厚みが限界の薄さだ。いったんゆでてから、チャーシュー醤を塗ってグリルで焼くと即席焼き豚のできあがり。細ネギを添えて食べるとおいしい。

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 この日はミニルヤロードハウスに泊まる。ここはトイレとシャワー室の合併したプレハブのユニットがいくつか置いてあるだけの簡素な所だ。このあたりは道ばたにアカカンガルーの死体が多かったが、このロードハウスで会ったニュージーランドから働きながら旅しているという女性が、交通事故にあったカンガルーの子どもを育てていた。

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205 エデンの園計画

2016/07/16 22:42
 滞在しているデナムから26km先の半島の反対側モンキーマイアは、ハンドウイルカが目の前までやってくることで有名だ。朝8時から30分おきに何回か餌付けがある。たくさんの観光客を前に10分ほど職員がイルカについて解説した後、代表のお客さんがバケツの魚をイルカにやると、膝下くらいの深さの海のすぐ足下までイルカがやってくる。ただ餌にやってくるのは6頭ほどの特定の個体で、餌付けにまったく関係なく周囲を泳いでいるイルカもいる。

 この周囲の赤土の灌木帯には遊歩道があって、キンカチョウが群れをなして木から木へ移動したり、灌木の下ではハシブトセスジムシクイが餌を探していた。半島先端部のフランソワ・ペロン国立公園も赤土の灌木帯が続く。昔の羊牧場あとであるホームステッド周辺でニシカンムリハシリチメドリが3羽、地面で枯れ草をひっくり返して餌を探していた。ポートオーガスタの植物園で見たカンムリハシリチメドリとそっくりだ。ここにはかつてたくさんの羊刈り職人が住んでいた建物があり中が見学できる。

 別棟に移入種の捕食者を駆除して絶滅危惧種を再導入する「エデンの園計画」の説明と野生化した家畜と在来種の展示がある。庭には浴槽があって風車で温泉をくみ上げている。手を入れてみると暖かい。44℃のお湯だそうだが、あいにく工事中で温泉に入ることはできなかった。敷地に小さな池があってエミューがやって来る。

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 ペロン半島は、途中に両方の海が迫ってきて狭くなっている所がある。このくびれの部分に海まで電気柵をつくり、この先の半島先端部には毒餌をまいてキツネとノネコを駆除し、絶滅危惧種を保護・導入するエデンの園計画(Project Eden)が行われている。柵が道路を横切るところでは、キツネが通過できないように路面がグリッドになっていて、キツネを脅かすために犬の吠え声も流れてくる。確かにハシブトセスジムシクイのような地上で採餌する鳥や、トカゲの穴、カンガルーもたくさん見かけた。しかし、再導入したというミミナガバンディクートなどの哺乳類にはとうとう会えなかった。

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 キツネ防護柵の東側の海岸はシェルビーチといって、砂ではなくて一面の貝殻で蔽われている。この貝殻は積もり積もって下の方は固まって、昔はシェルストーンとして切り出されて家の壁などに使われたようだ。ハメリンプールにあった昔の郵便局長の家を改造したおみやげや兼カフェは、一部このシェルストーンでつくった壁があった。海岸には石切場もある。

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204 ストロマトライト

2016/07/15 22:56
 翌4月25日、パースの街は通過して360kmほど北上し、海辺の小さな町ドンガラに来た。途中の道は、春ならばワイルドフラワーがさぞかし美しいだろう。当初の予定ではこのあたりは春、10月くらいに通過するつもりだったのだが、今はバンクシアが多少咲いているだけである。途中の休憩所のバンクシアの花には、ホオジロキバネミツスイがたくさん来ていた。東海岸で出会ったのとは、頬の白い部分の形が異なる。

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 泊まったキャラバンパークはアーウィン川の河口にある。河口とはいっても水は最後は地下に潜ってしまうようで、地上部分は海とは繋がっていない。

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 この日はアンザックデーなので、町の唯一のスーパーマーケットIGAも午前中で営業が終わり、ガソリンスタンドの売店でしか買い物ができなかった。open 7daysを売りにしている店であっても、クリスマスとこの日だけは例外だ。

 西海岸を更に北上して4月26日は、ジュゴンやイルカの生息地として有名なシャーク湾に突き出たペロン半島に移動する。半島の入り口のハメリンプールでは、生物の教科書にもよく登場するストロマトライトが見られる。ストロマトライトは光合成バクテリアのコロニーが炭酸カルシウムや砂などと共につくりあげた構造体で、原始地球ではこの仲間が光合成をして空気中の酸素をつくった。岸近くの浅い海には観察用のボードウォークもあって、すぐ近くまで行ける。満潮でも浅い海の下にストロマトライトは見えるが、干潮の時はストロマトライトは水面の上に露出する。もっとずっと広大な場所を想像していたのだが、以外と狭い範囲にしかない。

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 ストロマトライトを見ていたらデナムのキャラバンパークについたのが18時を過ぎてしまい、既に受付は閉まっていた。観光地の割には、やけに早い。もう一度あけてもらう。

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203 大陸横断

2016/07/14 23:38
 大満足してドライアンドラをあとにし、4月23日はパースに近いインド洋沿岸のフリーマントルに泊まる。キャラバンを入れるのは円を描くように並んだおもしろい配置のパワーサイトなのだが、いちばん内側のサイトに配置されたので、ちょっと狭いし通路に余裕がない。この旅の初めの頃だったらキャラバンを入れるのにかなり苦労しただろう。今はもう慣れたので簡単に入れられる。大都会に近いせいかキャラバンパークの値段も高く、混んでいる。

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 フリーマントルはインド洋沿岸にあるので、これでオーストラリア大陸を横断したことになる。

 翌日、目の前のロットネスト島へ日帰りで行った。朝7時半にフリーマントルの船着き場を出て30分、かなり揺れて派手にしぶきがかかり、鳥でも見えるかとデッキの席にすわったもののびしょぬれになるので、船内との境のあたりに立ったまま最後の15分は過ごした。どこかの学校の生物の課外授業で、女の子ばかり10人の生徒と先生二人のグループがいっしょだった

 ロットネスト島の在来哺乳類は、コウモリ以外はクアッカワラビーという小柄な有袋類一種類のみ。このクアッカワラビー、本土では非常に珍しいが、島では港周辺を少し歩いただけでたくさん見ることができる。昼間から、低木の茂みの近くで草を食べたり、イチジクの仲間の枯れた落ち葉も食べている。海岸ではココヤシの実の外側を囓っていた。港周辺で、カフェに入り込んでお客さんからパンをもらっている野良クアッカワラビーもいた。

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 船着き場周辺の浜辺で、カノコバトと共にワライバトを見る。どちらも移入種。ロットネスト島は湖も多く、アカガシラソリハシセイタカシギやクビワアカツクシガモ、夏羽の赤いサルハマシギなどが見られ探鳥にも良さそうだ。しかし、午後からかなり強い雨が降ってきたので、16時半発の最終便で帰るつもりだったのを30分早い船に変更する。

アカガシラソリハシセイタカシギ
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クビワアカツクシガモ
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