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キャラバンでオーストラリア一周
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2006年6月から2007年6月まで、1年間かけてオーストラリア大陸を一周した。当時、『オートキャンパー』や『グリーンパワー』、『あらかわ通信』に旅の様子を連載したり、現在進行形でブログも書いていた。帰国後、一つに整理してまとめたいと思いつつ、いつの間にか10年近くがたってしまったが、あらためてここで記録に残していきたいと思う。当然、現在と当時の状況は違う。当時は1オーストラリアドル(AUD)は85円〜95円。現在と大きな違いはないが、今、オーストラリアの物価は日本とは比較にならないくらい高騰している。
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240 いつかまたオーストラリアに

2016/10/11 21:36
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 オーストラリア最後の晩は、ケアンズ在住の知人と会食。オーストラリア滞在中で、いちばん贅沢な食事だったかも。そして、6月11日、ビザが切れる2日前に無事出国。翌朝には成田に到着し、1年の旅は終わった。

 結局、ロデオと前後に借りたレンタカーを合わせて車の走行距離は約5万kmになった。

 2006年6月から約1年間、ゆっくり、じっくりオーストラリア大陸をまわろうと思っていたのに、結局ずっとあわただしく動いていたような気がする。想像していたよりもずっと広く、そして気候も厳しかった。

 クィーンズランド北部まで北上したのに、車の冷房が壊れたので老ネコの健康を考慮して、暑さをさけてUターン。大陸の南側なら夏でも自由に移動できるだろうと思ったのは甘く、暑さのために3月下旬までアデレードの手前で足止めとなり、残りの半周を2ヶ月弱でまわることになってしまった。西オーストラリア州南西部の森林地帯、ノーザンテリトリーのカカドゥ国立公園、中央部のウルルなどの乾燥地帯と、心残りはたくさんある。タスマニアにも行くことができなかったし、西オーストラリアの花の時期も逃してしまった。ヨーク岬半島にも行きたいし、まだまだ見残したものがたくさんある。

ルートと宿泊地
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 しかし動物観察で有名な所をいくつも見逃したにもかかわらず、53種もの哺乳類と数え切れないくらいの種類の野鳥を観察することができた。東海岸北部の熱帯雨林、中部から南部の温帯雨林、内陸部の乾燥地帯、また東と西でガラッと変わる生物相など、日本の20倍以上の国土をもつ国の魅力はつきない。

 また何度もこの国には帰ってくることになるだろう。その時はオーストラリアの風になったチョコロにも会えるかもしれない。

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239 荷物整理

2016/10/04 20:10
オーストラリアから日本への荷物の送り方は3通りある。郵便局から送る場合は、「すごく速い航空便」と「普通の航空便」の2通りの送り方しかなく、いわゆる船便はない。今回はその「普通」の方で送ったのだが、もっと遅くていいから安い手段がほしい。

郵便局より少しは安いのが、別送品扱いで宅配便で送る方法だ。ただ、連載の原稿を書くのに必要となるかもしれない資料は郵便局から航空便で送る必要がある。そのため、航空便、別送品、手荷物で持ち帰るもの、誰かにあげるか捨てていくものに苦労して仕分けをした。

ここでチョコロの体重をはかるために買った体重計が役に立った。結局、別送品として20kg×2箱と25kg1箱の計3箱、さらに航空便で20kgの箱一箱を夜遅くまでかかって詰めた。あとは自分で持って帰る手荷物が重量制限を超えないことを祈るだけだ。

 荷物を送る当日の6月8日金曜日に、朝、植物園に行って更に本を買い込み、荷物を増やしてしまったが、無事発送。

 郵便局から送った航空便は、キャラバンパークの近くの郵便局がどうも不慣れなようで不安だったが、帰国した翌日の6月12日に到着した。窓口に持って行ってから4日で着いたことになる。

 大量の荷物を広げていたキャビンにやっと少しスペースができた。このキャビン、テーブルもイスも何もない。荷物を広げている時はその方が都合がよかったのだが、テーブルが何もないとパソコンが使いにくい。1年前日本から荷物を送ったときの郵パックの箱が非常にしっかりしていて、これまでずっとキャラバンの中で本箱として使っていた。そして今は、ひっくり返してちゃぶ台として使っている。

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 ケアンズセントラルというショッピングセンターに入っているANZ銀行は土曜日でも開いている。幸いにして車の代金の小切手がすでに入金されていたので1年前に開設したANZの口座を閉じる。残金はアメリカドルのトラベラーズチェックにしたのだが、これが100ドルのがあまりなくて50ドルかそれ以下の細かいチェックしかないというので半分はオーストラリアドルにするが、それでもサインをするのが大変だった。ともあれこれですべての手続きが終了。

オーストラリアで撮った最後の鳥の写真はエスプラネードのアカエリシロチドリ
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オーストラリアで撮った最後の写真はマックのソフトクリーム (Soft Serve Cone)、値段は50セント!!小さめだけど安いので、何度も食べた。プラスティックカップにソフトクリームだけを入れた(Plain Sundae)というのもある。
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238 荷物の発送

2016/10/02 21:19
 ケアンズに到着したのは6月6日。オーストラリア最後の5泊は街中のキャラバンパークのキャビンに泊まる。電話で聞いたときは一泊50ドルといっていたのに、受付では60ドル取られた。電話で50ドルだといったというと、それは5月までの値段だとのことだったが、結局20ドル返却してくれた。ベッドがあるだけで、テーブルもなにもないがらんとした部屋だ。部屋にはトースターと湯沸かししかないので、料理はキャンプキッチンでしたのだが、これが結構遠い。無料のバーベキュー場もあるのだがこれもうまく火がつかなかった。

 ここのキャラバンパークでも、最後はまくらから毛布からいらない洋服まで大量のゴミを出させてもらった。

 1年間のビザが切れるのが6月13日。あまりにもぎりぎりの出国だと万一飛行機の欠航があったりすると面倒なことになるので、2日余裕をみて6月11日の便に決めたのだが、これが大失敗だった。

 この日は月曜日なのでその前2日間は、さまざまなお店や郵便局がお休みになってしまう。おまけにケアンズに着いた6日に携帯電話を借りていたニッテルに返却方法を相談に行って知ったのだが、11日は6月の第二月曜日なので、クィーンズバースディで祝日だという。ということは、レンタルの携帯電話を郵送で出発当日に送ろうと思っていたのに郵便局が開いてないからダメになったし、郵便局から荷物を送るのもすべて8日の金曜日までにすませなければならないことになる。エリザベス女王は4月21日生まれなのに、誕生記念日はこんな日になっている。西オーストラリアでは10月の第一月曜日だそうなので、紛らわしい。まあ理由をつけて長い週末を楽しみたい気持ちはわかるが、知らずに帰国の日を設定したのは大失敗だった。

ということでケアンズに着いた翌日の6月7日木曜日は、一日中日本に送る荷物と格闘することになった。

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237 久しぶりの熱帯雨林

2016/09/29 17:36
 最終目的地はケアンズだが、今夜は前の週にインガム滞在中にも日帰りでいったパルマレンジ国立公園のパルマの集落に泊まることにした。

 集落周辺は久しぶりの着生シダや木生シダ、蔓植物の発達した見事な熱帯雨林だ。コウロコフウチョウの♂♀がいたので、雄が翼を広げて円く輪のようにしてフリーズするディスプレイを期待したのだが、この二羽、どういうわけか雌が雄を追いかけてまわっているようだ。暗い林床にはメジロハシリチメドリが歩き回るが、黒い鳥が暗いところにいてもよく見えない。

 集落にはあまり人がいるように見えないのだが、いくつかあるベッド&ブレックファストはみな予約でいっぱいで、唯一空室があったのが、レインフォレストインというモーテル・ユニット。飛び込みだと一泊125ドルで、予約をすると145−155ドルという値段設定は不思議だ。目の前が熱帯雨林で、ダブルベット1つとシングル2つのかなり広い部屋だ。狭いキャラバンにずっと泊まっていたから、どんな部屋でも「かなり広い部屋」に思えてしまうが。

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 夜周辺を歩き回ったが、山の中のせいか霧が濃い。さかんに土の中をあさっているバンディクートに出会った。ニュージーランドアオバズクも道路脇にとまっていた。

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 宿は別棟でレストラン・バーも経営していて、夜遅くまで営業している。このレストランの裏に駐車場に向かってライトが煌々とついていて、そのまわりの壁には大量の蛾が止まっていた。種類はわからないけれど白いのやら茶色いのやら緑色のやら、形も様々である。そばに寄ると体にも止まるので、部屋に戻ったときに6匹連れ込んでしまって、追い出すのに苦労した。

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 翌日も早朝散歩したが細かい雨が降っている。目の前の熱帯雨林にフウチョウのオスが来てニャーオと鳴いた

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 オーストラリアに来たときは、20kgの荷物を一つ郵便で送って、あとは自分で持ってきただけだったが、一年間いる間に動植物の本やパンフレットなどの資料が増えた。これに洋服や観察用具や撮影機材やノートパソコン、最終地のケアンズでは安いキャビンに泊まるので毛布やまくらや鍋釜食料まで積んできた。一番安い小さなハッチバックのレンタカーを借りたので、後部座席は立体ジグゾーパズルさながらの状態だ。昨晩一部の荷物を出したので、再び苦労してパズルをはめ込んだ。

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236 車とキャラバンにお別れ

2016/09/26 18:08
6月5日、1年近くお世話になった車やキャラバンとも今日でお別れ。どちらも買ったときとくらべて、傷一つ増えてないとは言わないが、まあ、外観はさほど変わっていないと思う。

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 ロデオは、冷房が壊れたり、燃費もあまりよくなかったりしたが、それでもキャラバンを牽く力は充分だったし、よく走ってくれたと思う。リトルノバは4畳弱の広さしかないのに、大きさのわりにはとても使い勝手がよかった。旅を始める前は、キャラバンやキャンピングカーにずっと寝泊まりは窮屈だろうし、きっと週に1度くらいは宿に泊まらないと体が持たないだろうなあ、と思っていた。日本でキャンピングカーを見ていて、数日間のレジャーのための道具、というイメージがあったため、そんな風に考えていたのだが、実際、オーストラリアのキャラバンは、「そこで暮らすための設計」になっているので、わざわざ宿に泊まる必要性はまったく感じなかった。

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 車とキャラバンを組み合わせるか、あるいはキャンピングカーにするか、1年前にずいぶん迷ったものだが、結果的には最良の選択だったと思う。リトルノバは狭いという欠点はあるが、逆に軽いので少しくらいなら人力で動かすこともできた。ちょっと無理してでもキャラバンに冷房を付けていれば、行き先の選択肢がもっと増え、また、違った展開になっていたかもしれないが。

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 ロデオ+リトルノバの最後のドライブは、キャラバンパークからダリルさんの店までだ。マネージャーのポーリンさん(右)は、いつお店に行っても、アイスキャンディーを食べている。

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 このキャラバンは中古の展示場に並ぶわけではなく、知り合いに直接売るということなので、ガレージセールで売れなかった品々のうち、キャラバンや車で役に立ちそうな物はいっしょに渡す。

 所有者の変更などの手続きはすべてお店でやってくれるので、ロデオとキャラバンを点検してもらって、われわれが正当なオーナーであるかというチェックがあって(どこかに問い合わせるとすぐFAXで送られてきた)、Vendor's statement to Motor Dealerという書類を両方について作成してもらってサインして、小切手でお金をもらって、あっけなく手続きは終わった。

 全荷物を積んだレンタカーはキャラバンパークに置かせてもらっていたので、お店の車でキャラバンパークまで送ってもらう。

荷物を積んだレンタカーの後部座席
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235 車やキャラバン関係で重宝したもの

2016/09/23 22:14
11ヶ月ほど車+キャラバンで生活していて重宝した小物をあげてみよう。

・端材と水準器
キャラバンを水平にするための重要な「道具」。たき火用に置いてあった長さ20〜40センチくらいの端材が10個くらい。厚みもいろいろあって、高さを調節するだけでなく、車止めとして使ったり、地面がやらかい場所ではスタビライザーの下に敷いたりもする。水準器は100円ショップのような2ドルショップで買った安物。床に置いてみて、いちばん泡が真ん中近くにくるものを買ったのだが、それでもだいぶずれている。左右ひっくり返しながら水平をチェックし、キャラバンのタイヤの下に敷く端材の枚数や厚みを調整していた。

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・サイドミラーの延長ミラー
 旅の途中で補助のサイドミラーを買った。簡単に着脱ができる。キャラバンの横幅が2mなので、ロデオのサイドミラーだけでもある程度後方の確認はできるのだが、これをつければ、キャラバンの右後ろの角までなんとか見える。15ドル弱だった。

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・タイヤの空気入れ
 1回しか使わなかったが、あると安心できる。シガーライターを電源にして使用する。タイヤの空気は、たいていのガソリンスタンドで自分で入れることができる。ただ、砂地を走るときは、タイヤの空気を少し抜いて走るとスリップしにくいので、その後、元の空気圧に戻すときに使う。実際に使ったのは、フレーザー島に行った時だけ。

・ガソリン携行缶と飲料水
ガソリン用の携行缶として、金属ではなく樹脂製のものが売られていて、非常用に10リットルの携行缶2つにガソリンを入れて車に積んでいた。ロデオの荷台に、大きな衣装ケースを置いて、その中にこの携行缶を入れ、まわりには予備の飲料水のペットボトルを入れていた。飲料水の予備は全部で24リットルくらい、他に水道水を空のペットボトルに入れて積んでいた。

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・その他非常用グッズ
ヒューズセット、空気圧計、折りたたみスコップ、ブースターケーブル、牽引ロープ、タイヤ瞬間修理剤、ノコギリを非常用に持ち歩いていたが、幸いなことにどれも非常用としての出番はなかった。

下段左下からヒューズセット、空気圧計、スコップ、ブースターケーブル、中段左から牽引ロープ、空気入れ、パンク修理剤、ガソリン携行缶、奥中央ノコギリ
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・枕袋
 こちらは車とは関係ない。安物の枕は、すぐにへたれてしまったが、その枕が入っていた不織布の袋は大活躍した。洗濯物入れとして重宝し、さらにすり切れた黒いズボンのあて布にするため、黒い部分を2カ所切り取った。

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234 生活用品などの処分

2016/09/20 18:50
ガレージセールで売れなかったものは、トイレ棟の前にFreeと書いて置いておいたら、コンテナごと消えた。キャラバンにはおよそ似つかわしくない机と折りたたみ式のイス2個もゴミ箱の前に出しておいたら、すぐに消えていた。誰か利用してくれる人がいると嬉しいのだけど。

 それでも前回滞在中も含めて大量にゴミを出したので、このキャラバンパークには巨大なゴミ箱があって助かった。レンタカーを置かせてもらったりとか融通が利くし、レンタカー屋さんまで一応歩いていける距離だし、インターネットの接続も良好だし、スーパーにも魚屋さんにも歩いていけて日曜日はお隣でマーケットが開かれて買い物に便利だし、敷地内の木にはフクロギツネやオオコウモリが来るし、町のすぐ近くなのに一泊20ドルと格安だし、とても便利なキャラバンパークだった。

 引き渡し前日の6月4日、レンタカーを借りて、今後も必要な荷物を積み始めた。最後までキャラバンの中で暮らして料理もしながらすべてを片づけるというのは、なかなか大変だ。出発当日でないと、片付けられないものがたくさんある。おまけに節約のため、借りた車がいちばん小さいハッチバックなので、本当にすべて入るのか心配になってきた。朝ご飯を食べてから毛布やシーツや貴重品や食料もレンタカーに移した。

ロデオとキャラバンとレンタカー
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 キャラバンは最初から一年後には売ることがわかっていたので、なるべく汚さないようにソファーや床にはカバーを掛けていたのを剥がした。荷物もなくなり、がらんとなったキャラバンの中にいると、この11ヶ月、特にチョコロといつも一緒だった8ヶ月のことをいろいろ思い出す。キャラバンに来た最初の2,3日こそ緊張していたものの、猫は家につくといわれるように、このキャラバンはチョコロの心のよりどころで、ここにいるときはリラックスしていた。

片付いたキャラバン(ベッド側)
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片付いたキャラバン( キッチン側)
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 何年後になるかわからないけど、いつかまたオーストラリアをキャラバンで放浪してみたい。どこかでまたこのキャラバンに会えると嬉しい。われわれの乗っていたリトルノバというキャラバンは滅多にないので、きっと見ればわかるだろう。

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233 再会

2016/09/18 12:47
 探鳥会の参加者は、お年を召した方が多かったが、そのなかで比較的若いジョージさんが、参加者名簿を回していた。われわれの所に来たときに「どこかでお会いしましたよね」と言われるが思い出せない。ジョージさんはしばらく考えた後、「キングフィッシャーパークで隣のキャラバンだった!」。

 そういえば、昨年の8月13日に、ケアンズ郊外のキングフィッシャーパークに泊まったときにお会いしている。確か、15ヶ月間東海岸を放浪した後、バードウォッチングに便利なタウンズビルに家を買ったと話していた。旅の最後にまたお会いするとは、この世界は狭い。キングフィッシャーパークでお会いしたジョンさんとオルウィンさんご夫妻にもクーナバラブランで再会しているので、どうもキングフィッシャーパークに泊まる人たちの行動パターンがわれわれの行動パターンと似ているのかもしれない。

 探鳥会リーダーのローズマリーさんから、この先のパラレンダ岬自然保護公園(Cape Pallarenda Conservation Park)入り口の岩山にアライドイワワラビーPetrogale assimilisのコロニーがあると教わったので、観察会の翌朝早くに行く。確かに何頭も公園入口のすぐ近くの道を横切ったり、道路脇の草を食べている。このあたりにはスナイロワラビーもたくさんいて、ツーショットになってくれるときもある。夕方にも、やはり岩山から採餌にやってくる姿が見られたが、朝よりは個体数が少ないし、道路際にはあまりでてこなかった。木立の奥の方にいるのを懐中電灯で探していたら、バンディクートもいた。

アライドイワワラビーとスナイロワラビーのツーショット
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アライドイワワラビーAllied rock-wallaby
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 いよいよキャラバンと車を引き渡す日が迫ってきた。その前にいらないものの処分をしなければならない。

 まず、まだまだ使える物も多いので、必要な人に使ってもらえないかとサイトの前でガレージセールをやったら、13ドル分売れた。われわれは一年たったら帰国することが最初からわかっていたので、逆にこういうガレージセールが旅行の初めにあったら、だいぶ節約できたのにと残念に思う。キャラバンパークでもっと「あげます」「売ります」という催しをやってくれると嬉しい。

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232 探鳥会

2016/09/17 10:42
 毎月第一日曜日の朝、町のそばにあるタウンコモン(Townsville Town Common Conservation Parkの略称)で、野鳥観察クラブの探鳥会があるというので、6月3日に参加した。

 7時に公園の入り口に集まったのは、8台の車に乗った計15人。

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 12月にNational Countingというのがあって、鳥の一斉カウントをおこなったのだが、今回はその時の結果と比較するために、出現した鳥の数をすべて記録するという。コースはここから、奥の湿地まで5台の車に分乗してゆっくり進みながら、湿地の見渡せるポイントなどで止まってカウントをする。われわれの車には、リーダーのローズマリーさんが乗車して、先頭を走る。

 空にはフエフキトビなど9種類の猛禽が次々と飛ぶ。湿地ではセイタカコウが長い足を後ろに伸ばして飛び、オーストラリアヅルの群れもいる。たくさんのカササギガンはどうやって数えたのかわからないが計420羽。草地には外来種のシマキンパラが多い。シマコキンも現れた。

オーストラリアヅル
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 この公園は空港のすぐ近くで、空軍も利用するので時々戦闘機の爆音が響く。海辺の湿地に空港をつくって鳥が飛行機にぶつかるバードストライクが問題となるのは世界中共通で、この公園の場合は滑走路の近くに鳥が来ないように、少し離れたところに人工的に湿地をつくった。

 この湿地でオーストラリアノガンが一羽出た。この鳥、われわれはクィーンズランドの内陸部でしか見てなかったので、乾燥地の鳥という印象を持っていたが、こんなところにもいたのだ。実はこのノガンが草の中から顔を上げている様子を、車の中から一瞬目にしたのだが、何かの間違いだろうと思って通り過ぎてしまったが、他にも一人見つけた人がいたようだ。幸いにして、この人工湿地にいるときに、見やすいところにでてきてくれたので、みんなでじっくり見ることができた。湿地の柵には、2種類のツバメが並んで止まっている。

 終点の野鳥観察小屋はJacana birdhideとFreshwater Lagoon birdhideの2つがあるが、Freshwater Lagoon birdhideはコンクリートのごつい造りで、コウモリのフンがあったのでナイトルースとになっているようだし、カエルも3種類、バードハイドの壁にいた。そばでは休んでいるオーストラリアアオバズクも見られた。

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オーストラリアアオバズク
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隙間に並ぶカエル
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 われわれ二人ではとうてい探せないようなたくさんの鳥が次々現れ、7時から11時頃までかかって、69種1281羽をカウントした。

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231 パルマレンジ国立公園

2016/09/14 22:21
 パルマレンジ国立公園ジョーラマ滝周辺には日帰りで2回行ったあと、せっかくなので国立公園内のキャンプ場でも一泊した。キャンプ場に行く道は、2か所道路の上を川が流れているところがあるが、今の時期の水量なら、キャラバンを牽いていても問題はない。

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 利用料金は、入口で封筒に名前などを書き、中にお金を入れて、目の前の細いスリットに投入する方式。キャンプ場は電源はないものの、水道栓はあり、トイレ、水シャワー、バーベキュー場もある。ここのバーベキュー場は、ガスレンジもあるので、お湯をわかしたり、野菜を茹でることもできて便利だ。地元のアボカドがキャンプ場のトイレ棟で無人販売していて3つ1ドル。巨大なアボカドだがまだ硬くて青臭かった。

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 キャンプ場のトイレ棟は、昼間コウモリのルーストとして使われていた。たぶんグレーヒロバナコウモリ属のコウモリかと思う。夜もナイトルースととして使う奴がいる。周囲では30kHzと55kHzのFM音がしたが、このコウモリたちだろうか。

 夜はキャンプ場のシャワー棟周辺の草地で、シモフリバンディクートが餌を探していた。キャンプ場のサイトには、ハイイロオウギビタキがやって来る。というよりも、ここはこいつの縄張りだったらしい。キャラバンを止めたすぐ後ろの木が定位置で、ここから虫を空中キャッチしに出撃する。キャンプ場にはヤブツカツクリも3羽居着いていて、バーベキュー場の点検をしていた。

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朝食はずっとトースト+チーズ+ヌッテラ(ヘーゼルナッツのスプレッド)+コーヒーだったのだが、旅の終わりが近くなって、非常食として持ち歩いていたシリアルを食べることにした。他の人たちを見ていると、朝からソーセージや卵などしっかりと食べる人と、シリアルで簡単に済ませる人と半々くらいのような気がする。

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 お昼はバーベキュー場で焼きうどん。キャラバンの外にテーブルとイスを出して食べていたら、即ヤブツカツクリが駆けつけてきた。ユリシス蝶が鮮やかな青色を見せて飛んでいく。この国立公園ではマホガニーグライダーを見たかったのだが、トイレシャワーの掃除に来た二人のレンジャーに聞いてみたら、マホガニーグライダーを観察するには9月がいいとのことだった。

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 山を下りて再びタウンズビルに戻り、同じキャラバンパークに泊まる。

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230 タイトー湿地

2016/09/07 21:19
 インガムのキャラバンパークのサイトには人なつこいヨコフリオウギビタキがいて、キャラバンのカプラーの上のハンドルに止まったり、車にくっついてきたり、物干し用の紐に来たりする。キャラバンに巣を張っているクモの糸を取っては、キャラバンパークの洗濯物干しヒルズホイストの上に巣を作っていた。風でくるくる回る場所で、ヒナは、生まれながらにしてメリーゴーランドに乗っているようなものだ。

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 着いた翌日は雨。この1年、乾季の場所を巡っていたせいもあって、雨に降られての停滞は数えるほどだ。合間をぬって夕方から近くのタイトー湿地に行く。入り口を入ってすぐの草地はスナイロワラビーがたくさんいて、ヨコフリオウギビタキが時々背中に止まっている。背中の毛を巣材にでもしていたのだろうか。

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 700mほど歩くと池と湿地がある。池にはガンやカモの仲間、岸辺の木には美しい色のルリミツユビカワセミがいた。

 タイトー湿地にはこのあとも、2回行く。一度は、入り口の駐車場で会った女性がセイタカコウがいるといっていたのだが、行ってみたら既にいなかった。草むらにも小鳥類が多い。

 夕方から夜にかけても歩いた。水辺を一周したら、道の脇に3mくらいあるアメジストニシキヘビが懐中電灯の光に照らし出され、ぎょっとした。ここでは利用状況を調べるためにあちこちにカウンターが設置されていて、通ったら押すようにと書いてある。このカウンターは、夜はカエルの止まり場になるようだ。光をあてたら、奥に引っ込んでしまった。なかなかいい隠れ家にもなるようだ。

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 スーパーでBacon Hockというものを見つける。気になったので購入。豚の下腕部(豚足のすぐ上の部分)の薫製のようだ。野菜と一緒に煮込んでスープにした。翌日の昼は、餅米が余りそうなので、干し椎茸とBacon Hockで洋風炊きおこわ。

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229 エコバッグ

2016/09/06 21:31
 5月28日、北西に120kmほど移動して、パルマレンジ国立公園タイトー湿地に近いインガムに移動。

 途中のショッピングセンターで買い物をしていく。スーパーには、エコバッグ持参でいく人が多い。日本でも最近は買い物袋持参が推奨されているが、日本の場合買い物袋を持参するとスーパーのサービスポイントをつけてくれたり、20個スタンプを押してもらうと100円券になったりと、何がしかの御利益があることが多いが、オーストラリアの場合、スーパー袋は無料でくれるが、エコバッグ持参の人が多い。無料でくれるスーパー袋がぺらぺらで、キュウリの先端やパックの縁で簡単に破けてしまう。エコバッグが普及するのは、もちろん環境に配慮しているせいもあるが、この無料スーパー袋のあまりの質の悪さも手伝っているのではないかと思う。

 大多数の人が使っているエコバックは、大手スーパーのウールワースやコールズで99セントで売っているスーパーのロゴ入りのものだ。ウールワースでは、この緑のと、保冷機能のある青いバッグの二種類があるが、あまりセンスがいいとは言い難いが、たくさんの人が使っている。

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 こちらでは大きなカートからあふれるほどまとめ買いする人が多いので、エコバッグもたくさん持っていくことになる。一つのエコバッグに折りたたんだエコバッグを10枚くらい詰め込んでスーパーに入り、帰りには、ショッピングカートに中身の入ったエコバックを積み上げている人をよく見かける。

 確かにこのエコバッグ、不織布で丈夫だし、まちが大きくてたくさん入るし、取っ手も広めで使いやすく99セントにしてはお得だ。入り口には、もちかえったスーパー袋を回収する入れ物もよく見かける。

 最近いろいろな色のエコバッグを見かけるので、おみやげ用にいくつか買っていこうかと思っている。コールズは紙のバッグも売っていてそちらは13セントだ。
コールズエコバッグ(お土産に持ち帰ったエコバッグ、10年近くたった現在も現役で使っている)

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 カセットコンロのガスがなくなってしまったので、肉を焼くのはバーベキュー場を利用させてもらった。そのうちに焼きうどんでもつくってみようか。注目を集めるかもしれない。

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228 お隣のマーケット

2016/09/05 17:47
 キャラバンパークのお隣では、日曜日にマーケットが開かれる。キャラバンパークにはこのマーケット側に日曜日だけ開くゲートまである。

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 このところ野菜や果物が高くて、おまけに萎びて品質の悪い物ばかりでうんざりしているのだが、さすがにマーケットの野菜や果物は新鮮だ。鉢物の植物、古本や古着、雑貨のお店などもいろいろある。このほか中古の食器や鍋釜類などもあって、われわれが帰国前に売りたいくらいだ。

 中庭ではバンド演奏が始まり、ビールや焼いたソーセージなども販売されている。日本だと生ビールがありそうだが、こちらはこういうところではもっぱら缶ビールばかりだ。パブには生ビールがあるそうだが、どっちみち下戸のわれわれには縁がない。

 タウンズビルに着いてすぐ、米を買おうとしたら、スーパーにいつものサンライスの2kg袋が置いてなかったので、ちょっと奮発して東洋食品コーナーにある寿司用のお米というのを買った。サンライスが2kgで4ドル前後なのに対して、これは1kgで3ドル79セントと2倍ほどする。味は値段に比例した。サンライスよりは粘りけがあっておいしい。

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魚屋さんでもお米を売っていたので、やはり1kg買った。そろそろ残りの日数を勘案しながら買い物をしたり、ストックしていた保存食品を使ったりしなければならない。

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 カセットコンロのガスカートリッジがなくなった。キャラバンの中が油で汚れないように、肉を焼いたり炒め物はアネックスでカセットコンロを使ってやっていたのだが、カセットガスのカートリッジは4本セットで売っていて、残りの日数を考えると今4本買っても、余ってしまう。幸いキャラバンパークには無料バーベキュー場があるところが多いので、もっぱらそれを使わせてもらうことにする。

 予定よりスムーズにキャラバン売却の目処が立ったので、タウンスビル近郊を巡ることにした。

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227 マグネティック島

2016/09/03 23:07
 中古車屋巡りが一段落した5月24日夕方、Townsville Town Common Conservation Parkへ行く。広い湿地が広がり、ダイサギ、チュウサギ、アマサギなどの他、カササギガンがあちこちで顔を出しているが、あいにく草丈が高くて水鳥は見にくい。オーストラリアヅルにもあった。

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 翌日には、Towns Common Conservation Parkのさらに先にあるCape Pallarenda Conservation Parkへ行く。このあたりは昔、病気になったり伝染病の疑いがある人が船で到着したときに、隔離する施設だった場所で、今は転用して、環境保護局の事務所などが木々の間に点在している。大きな声で騒いで飛び回っているのはテリオウチュウ。駐車場に戻ったら、車の窓ガラスやミラーに映った己の姿と喧嘩をしている鳥がいる。ハチマキミツスイだ。頭の上をオーストラリア最大の蝶メガネトリバネアゲハがふわふわ飛んでいる。緑色の金属光沢が美しい。マミジロナキサンショウクイの姿も見かけた。

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 5月26日にはタウンズビルの目の前にあるマグネティック島へ日帰りで行く。フェリーで20分だ。

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 フェリーはネリーベイという集落に着き、隣のアルカディアまで歩く。集落の中では昼間からオーストラリアイシチドリがたくさん見られた。イシチドリはユンゲラ国立公園でキャラバンパーク入り口にいたのを、追いかけながら苦労して撮ったのだが、ここは真っ昼間に住宅地に普通にいて、あまり逃げようとしない。どうもありがたみが薄い。

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 アルカディアのジェフリー湾(Geoffrey Bay)の干潟にはカワセミの仲間のヒジリショウビンが何羽もいた。いい止まり場が少ないのか、干潟に直接降りている奴もいて、尾羽が濡れないようしているのか尾を上にピンとあげていた。干潟にはサギやアジサシの仲間がいて干潮で小さな魚がわずかな水に取り残されているのさかんに取っていた。

 ジェフリー湾は以前フェリーの発着地だったのだが、このフェリー発着所の跡でAllied Rock Wallabyが餌付けされていて、個人で来る人、ツアーで来る人から、雑穀ミックスやペレットをもらっていた。あとでネリーベイのゼネラルストアに入ったら、ワラビーの餌が一袋2.5ドルで売っていた。餌をやるなと書いてあるのだが、バナナをあげる人までいる。

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226 魚いろいろ

2016/09/02 22:08
5月23日、キャラバンの大掃除をしていたら、セールでアリ退治用に購入した掃除機が、突然動かなくなってしまった。セールとヤーラムでさんざんアリのコロニーを吸い込まされたのは、掃除機としては不本意だったろう。もうあとちょっと、キャラバンを売るまで動いていて欲しかったけど、まあ49.99ドルにしてはよく働いてくれた。掃除機が大嫌いだったチョコロがいたら、きっと喜んだことだろう。

 キャラバンパークから歩いて行けるところに魚屋さんがあって、何回か通った。Fish wingと書いてあったものは、要するに魚のカマだ。6つで5ドル15セント。塩焼きにする。キャラバンの中で焼くと臭いがこもるので、アネックスでガス台の網を使って携帯コンロで焼いたのだが、遠火にできなくて、中まで火が通る前に焦げてしまった。隣がキャンプキッチンで電子レンジがあったので、最後はレンジを使って中まで火を通した。見かけは焦げ焦げだけど、味はなかなか。あとはニュージーランド産のムール貝のマリネも買った。

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 別の日にはバーラマンディの切り身に味噌+チャーシュー醤を塗って焼いた物と、ムール貝のマリネにキュウリの塩もみも一緒に和えて洋風酢の物にした。

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 レッドクロウというザリガニを茹でたものも買った。味は、エビよりもちょっと青臭いような気がしたが、身が少なくてあっという間に食べてしまったのでよくわからない。アトランティックサーモンも買ってムニエルにした。

 この魚屋さんは、東洋系の調味料なども売っていて、お米もここで買った。聞いたことのないメーカーの日本式マヨネーズなんていうものもあった。オーストラリアのマヨネーズは甘くて、最初すごく違和感があったが、今では慣れてしまった。帰国すると日本のマヨネーズがやたら酸っぱく感じるのではないかと思ったが、こちらは全く違和感がなかった。

 この魚屋さんではお昼ご飯に寿司を買ったことがある。具は、ニンジン、アボカド、カニかま、スモークサーモン、赤ピーマンなどで、6ドル60セントはちょっと高いと思う。付いてきた小袋のワサビは全く辛みがなかった。

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225 車+キャラバンを売る

2016/09/01 21:10
 キャラバンは、泊まっているキャラバンパークまで見に来てくれるという話だったので、キャラバンを見違えるほど磨き上げて、待っていたのだが、手違いが起こって一日まちぼうけ。オーストラリア流仕事の仕方だ。結局、こちらから見せに行くことにした。

 まずキャラバン専門店に行く。内装を見て、天井のコーナーに雨漏りのようなシミがあるという。実際は冬のシドニーが寒くて結露したときのものなのだが、雨漏りのように見えるとお客さんが敬遠してしまうらしい。またNSW州の登録を直す費用もかかるということで、最初は6000ドルといっていたが、それでも結局8000ドルになった。ただ、旅行に行くとのことで、すぐにも引き渡しをしなければいけない。

 ダリルさんのところでも見てもらったら、こちらはざっと中を見て、最初7500ドルといっていたが、両方いっしょなら、ロデオが6000ドルでキャラバンが8750ドルで買ってくれることになった。それに、あとしばらく、われわれがタウンズビル周辺にいる間は、このまま車とキャラバンを使ってていいよ、と言ってくれたので、これで決めた。

キャラバンの中の様子(入り口付近)
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キャラバンの中のようす(ベッド側)
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キャラバンの中のようす(クローゼットの中は半分本棚と化している)
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 この1年弱で、ロデオは4万5000km走った。買ったときは、19万km近い走行距離の車が1万3200ドルとは、いくら何でも高いとびっくりしたが、今、23万km以上走った車がこの値段で売れたことにもっとびっくりした。ロデオは買った値段の半分弱、キャラバンは6割ちょっとで売れたことになる。この間にオーストラリアドルが高くなったので、それぞれの時期の為替レートで計算すると、車+キャラバンを1年間70万円くらいで使ったことになる。もちろん、保険やら整備費用やら修理費用などがかかっているので、単純に比べることはできないが、レンタカーを利用するのに比べると、結果的には、ずいぶんと安い買い物だった。

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224 中古車屋めぐり

2016/08/30 23:44
 5月21日はチャーターズタワーズにちょっと寄ってリズナー公園でお昼を食べる。今回はクロオオコウモリばかりのようだ。問題の町中の個人の家にあったコロニーはなくなっていた。

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 そして夕方には東海岸のタウンズビルに到着する。そろそろ旅行も終わりに近づいた。出国はケアンズにしたが、車とキャラバンはここタウンズビルで処分する予定だ。日本ではケアンズの方が有名だが、タウンズビルの方が都市としての規模は大きい。ケアンズで処分するよりはタウンズビルの方が処分しやすいだろうと考えたのだ。タウンズビル−ケアンズ間はレンタカーの予定だ。

 便利なように町中のタウン&カントリーキャラバンパークというところに泊まる。サイトはすごく狭いが、歩いて買い物に行くこともでき、お隣には日曜日には市場がたつので便利だ。レンタカー屋さんも少々遠いものの歩いていくことができる。日本なら車をもってきてくれるだろうが、人手が足りないからタクシーで来いといわれた。なんといってもこのキャラバンパークでは大量の不要品を処分したので、大きなゴミ箱があるのが助かった。

 インドハッカを久しぶりに見る。どちらかというと都会派の移入種で、キャラバンの点検にしょっちゅう現れた。

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 キャラバンと車の掃除をし、翌日とりあえず中古車屋に車だけ持っていった。最初のお店はもっといい車を扱うようでお門違いだったらしくて、車を見て1998年製と聞くと「この先に商業車を扱うお店があるよ。」と教えてくれた。

 その店では、製造年を聞き走行距離を見て、だいたい4000ドルから最大でも6000ドルだろうという。ロデオはガソリンを食うからいい値段は付かないそうだ。確かにパワーはあるがガソリンは食う。このときはオーナーが不在で、翌日もう一度同じ店に行ったら、走行距離がかなりいっているし、ニューサウスウェールズ(NSW)州で登録されているので登録し直す費用が余計にかかる。さらに登録するにはヒビの入ったフロントグラスを直さなければならないという。買ったときから2か所飛び石の小さなヒビが入っていたのだが、この1年間に数が増えている。ということで、4500ドルの査定だった。

 もう一軒行った中古車屋は、お店に置いてあるのは瀟洒な車なのでお門違いかなと思ったけど、マネージャーのポーリンさんとオーナーのダリルさんが車をチェックした後に近隣を乗り回して、最初5000ドル、しばらく考えたいといったら5500ドルとなった。ついでにキャラバンを売れるお店を知らないかと聞いたら、ダリルさんはキャラバンのフランチャイズも持っているとのことで、後日見てもらうことにした。近くにキャラバンを専門に扱っている店も見つけた。

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223 大陸一周

2016/08/29 18:46
 夕方マウントアイザに到着、昨年9月に来ているので9ヶ月ぶりだ。ちょっと変則的だけど、これでオーストラリア大陸を一周したことになる。3分の1周くらいは2重に走っているので、大陸一周はだいたい2万km弱のはずなのに、われわれの走行距離は43843km。チョコロと一緒に大陸一周がかなわなかったので、達成感はない。

 マウントアイザでの宿泊は、前回はチョコロのお医者さんに近い町はずれのキャラバンパークに泊まったが、今回は町中の川沿いのキャラバンパーク。すべてスィートサイトのはずなのだが、サイトがいっぱいでテント用の草のサイトにキャラバンを入れる。そのため、電源も水も利用できるのに値段はテントと同じ19ドルだ。

 そのまま9月と同じ道を東海岸に向かう。8ヶ月前、暑さに追われるように冷房の壊れた車でチョコロと一緒に急いだ道を、今度は日程に追われて先を急ぐ。町と町の間隔が狭くなってきたことだし、せっかくなので9月に来たときとは泊まる町をずらしていくことにしよう。

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 道路脇の牧場にオーストラリアヅルが見られるようになった。途中の休憩場で一休みしていたら、エミューが一羽でてきた。よく見ると休憩場の柱には「攻撃的なエミューに注意」との掲示が出ていて、こいつは明後日には捕獲されて、どこかに移動させられるようだ。たしかに体長2m近くある鳥が物欲しげにそばに寄ってくると、脅威を感じる。

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 5月19日はリッチモンドという小さな集落に泊まる。小さな池の畔のキャラバンパークだ。夕焼けの中、ロードトレインが走っている。同じトレーラーを3台連結しているロードトレインが多いが、中には、3台とも違う荷物のトレーラーが連結されていることもある。

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 5月20日は、トーレンスクリークという小さな集落泊。1階は居酒屋、2階がモーテル、外はキャラバンパークという、小さな町の昔ながらの典型的な宿泊施設だ。お昼にチェックインしたときにはお客はわれわれだけで、トイレは一つでいいねといわれて、男性用だけしか鍵をあけてくれなかった。僻地のせいか一泊16ドル、これまででいちばん安い。

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 ここからホワイトマウンテン国立公園まで往復する。9月に来たときは、一部お花畑になっていたのだが、今は入り口付近に少し咲いているだけ。帰ってきたらもう一組キャラバンとテントも一組いて、トイレは両方とも鍵があいていた。このあたりは道路と線路が並行して走っている。無人駅が目の前にあるのだが、夜貨物列車が通過してけっこううるさい。

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222 OVERSIZE

2016/08/25 10:02
 5月18日、バークリーロードハウスを出発して今度はひたすら東へ。ノーザンテリトリーの12時45分、クィーンズランド時間の13時15分に州境を越える。ノーザンテリトリーはもっと見たいところがいろいろあったのだが、9日間の駆け足で走り抜けてしまった。

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 このあたりの主要道路沿いの休憩所には、たいて大きな水タンクがある。水が自由に使えるようになっているのだが、この蛇口の下にプラスティックの入れ物が置いてあって、溜まった水にキンカチョウがたくさん群れていた。鳥たちにとっても貴重な水場だ。

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 大都市から何百kmも離れた人口数百人の小さな集落や、荒野にポツンと立つロードハウスだと、大手メーカの食パンを冷凍して売っていることが多い。これを戻してもべちゃっとしてまずいし、われわれは食べきるのに4日はかかるので、この暑さではカビが生えてしまいそうだ。たまに地元で焼いた食パンを売っていることがあって、この方がずっとおいしい。しかしカモウェルという州境の小さな町で買ったパンは4.5ドルだった。普段買っているパンの2〜3倍だ。

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 幹線道路を走っていると、時々"OVERSIZE"と書いた黄色い看板を掲げた車とすれ違う。その100mほど後ろからは、車線からはみ出すような、プレハブ住宅とか巨大なボートを積んだトレーラーがやって来るのだ。今日の午後会った"OVERSIZE"は、露払いの車の運転手がすれ違うときに手真似で端に寄れという動作をした。写真をとろうと路肩にキャラバンを停めて待っていたら、向こうから来たのは、車線をはみ出すなんてなま易しい物ではなく、ほとんど両車線を使う大きなもの(なんだかわからなかった)を積んだトレーラーが、パトカーに先導されてやってきた。後ろからも、もう一台"OVERSIZE"の看板を乗せた車がついてくる。写真を撮ろうと思って既に路肩に停車していたからいいが、いつものつもりでちょっと道路の左側に寄るくらいで走行していたら、焦っただろう。あれでロードトレインと鉢合わせしたら、どうするのだろう。

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221 T字路

2016/08/22 19:26
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5月16日は、スチュアートハイウェーをひたすら南下。170kmほどのところで国道1号線は東に向かうが、カーペンタリア湾に近づいた後はノーマントンまでのおよそ700kmがダートだ。この間は、国道1号線と名前は付いているが、少なくとも現在は幹線道路ではない。われわれはこのままスチュアートハイウェイを南下し、現在の幹線道路をたどって東海岸へ出る予定。

 この日はエリオット泊。携帯の電波のある町やロードハウスは限られているので、事前に電波のあるところを調べておいて、予約はなしで、時間の具合を見ながらその日の宿泊場所を決めている。
 5月17日もひたすら南へ。

 ちょうどお昼頃、230kmほど南下したところで、オーストラリアを南北に貫くスチュワートハイウェイと、東海岸に繋がるバークリーハイウェイが接する三叉路Three Waysに到着。スチュアートハイウェイは、内陸を南北に縦断する唯一の舗装道路だし、バークリーハイウェイは、南部を除くと、東海岸に出る唯一の舗装道路だ。ちなみに、内陸部を西海岸に出る舗装道路はない。もうちょっとドラマチックなところを想像していたのだが、信号もないただのT字路だった。交通量はたいしてないのに、左折レーンはちゃんとあった。すぐ手前にロードハウスが1軒あって、ガソリンを入れているとツチスドリが車の点検に来た。車のフロント部分には、虫がたくさん張り付いてるので、なかなか効率のいい餌場なのだろう。

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駐車場には、ドライブ時の注意事項を書いた看板があった。休憩を取れ、シートベルトをしろ、家畜に注意、そしてロードトレインを追い越すときの注意事項があって、1km以上先が見通せるところで追い越せと書いてある。

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 このまま南へ進めば1000km先に有名なウルル(エアーズロック)がある。ちょっと頑張れば行けるのだが、結局やめた。日本を出発する前から、チョコロが車の窓からウルルの巨大な一枚岩を見ている、そんな姿を写真に撮りたいと思っていた。それがかなわなくなった今、無理して行っても悲しいだけになりそうな気がした。

 東に曲がって今日はバークリーホームステッドというロードハウス裏のキャラバンパークに泊まる。表側から見ているとただの寂れたロードハウスなのだが、裏のキャラバンパークは広大でお客さんもたくさんいた。あと250km走ればクィーンズランド州だ。
ほとんどの人が出発してしまったバークリーホームステッドのキャラバンパーク
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水をくみ上げる風車
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